雨読晴耕村舎の紹介

■ 代表挨拶

 私は家族と1998年にこの都市近郊の田園地帯に移り住みました。阪神大震災を経験し都市のシステムの脆弱さに唖然としました。この脆弱できわめて高価なシステムに投資しつづけていくありかたに疑問をもったことが動機でした。以来、実際に暮らしながら持続可能な暮らしや今の社会がどのようにすれば持続可能な社会に変わっていけるかを考えてきました。十数年が経過してそろそろいままでの蓄積をまとめ、いろいろな方々と協力してさらに展開していけないか、ということでNPO法人化をすることになりました。
先の見えない未来に対する不安から「持続可能な社会を目指そう」という機運が過去にもまして高まっています。ところが具体的な生活とそれにまつわる技術などのディテールをつくり伝えていく活動は相変わらず手薄です。また都市化の波におされて自然環境に恵まれた田園も無秩序な開発がすすみつつあります。

このNPOではそこを埋めていく活動をしていきます。

● 持続可能な暮らしに必要な技術をまとめたりつくっていき、さらにそれを伝えていく活動
● 子供たちが情緒豊かでしなやかな思考・行動ができるように田園で育ち遊べる環境を残し再生させていく活動

やるきがあれば誰にでも実現可能なものにできればと思います。
また生活のディテールから逆に社会のありかたを提案していくこともしていこうと思います。

後藤雅浩

 

■ 都市の一歩外へ~農的暮らしを発信する~

2010年4月に建築雑誌に掲載されたものです。
建築雑誌2010年4月号(PDF)    出典:建築学会

■ 雨読晴耕村舎について

雨読晴耕村舎は利根川沿いの田園が広がる埼玉県羽生市にあるもと庄屋であった屋敷です。
「雨読晴耕村舎」という素敵な屋号は建物とともに明治時代につけられたようです。
2000坪の敷地は大部分雑木林に覆われています。

■ 役員紹介(2011年 設立)

役職 名前 プロフィールなど
理事(代表) 後藤 雅浩 goto 1965年東京都生まれ。
農場・農産物加工直売所・建築士事務所を運営。NPO法人雨読晴耕村舎では営繕および田畑管理を主に担当。
【著書】
「農と都市近郊の田園暮らし」(2009年9月毎日新聞社刊)
理事 岩谷 忠幸 iwaya 1969年東京都生まれ。
気象予報士・防災士。フジテレビや日本テレビで気象キャスターを歴任。その傍ら、NPO法人気象キャスターネットワークを設立し、全国の気象キャスターとともに地球温暖化防止の環境教育活動を実践。また、農作物の生育を一年を通じて日本テレビ「スッキリ!」で紹介し、羽生市での田園移住セミナー(毎日新聞)にて講演も行った。
【著書・監修】
「山岳気象入門」(山と渓谷社)共著、
「気象・天気図のすべてがわかる本」(ナツメ社)監修
【受賞歴】
国際気象フェスティバル「アジア賞」
理事 谷川 拓也 tanigawa 1983年埼玉県生まれ。
全国の農家、沖縄、インドを旅してから、生まれ育った町で有機稲作をはじめる。 また、農的暮らしの豊かさを広めるために、おいしいお米を消費者に届けつつ、田植えや餅つき、お味噌作りの講座を企画、運営している。
理事 岸 隆幸 1975年埼玉県生まれ。
市内の古民家をセルフビルドで改修したコミュニティスペース「僕らの集会所」を運営。自立した暮らしと、今あるものでモノ・コトを作り続けるをテーマとした空間づくりを行っている。
監事 水越 祐一


■ 雨読晴耕村舎の活動場所

雨読晴耕村舎の活動は、以下の場所で行っています。

大きな地図で見る

コメントを残す